2月14日の「あさイチ!」で、鉄鍋のつかいかたや上手に鉄分を摂るコツが紹介。
鉄鍋はちょっと放置しておくと錆びてしまったりするが、その錆びを簡単に落としてまた使うことができる。
鉄鍋から溶け出す鉄分は、ホウレンソウなどに含まれる鉄分よりも体に吸収されやすいというので、調理器具を変えるだけで貧血対策にもなる。
酸性の調味料を入れて煮込む
鉄鍋で鉄分を摂取するコツは、長い時間煮ることと酸性の調味料を加えること。
カレーを煮込むときには、長い時間、ケチャップを加えて煮込む。
ケチャップの酸の作用で、鉄鍋の鉄分がカレーに溶け込みやすくなるという。
みそやしょうゆも酸性。
酸性の強さは、みそ<しょうゆ<ケチャップ<酢。
こびりつかない炒め方
個人的には鉄鍋を使いはじめてもすぐに挫折する大きな原因の一つが、こびりついてしまうことだと思う。
番組では、神奈川県葉山町に鉄鍋専門店を開いている鉄鍋伝道師の山口壮一さんが、こびりつかない炒め方を教えてくれた。
オムレツのつくりかた
最大のポイントは、食材を入れる前にしっかり予熱で熱くすること。
(1)火をつける前に、鉄鍋の外側に円を描くように引く
真ん中に垂らすよりも、このほうが全体に均等になりやすい。
(2)煙がフワッと見えたら、鉄鍋をゆっくり火の淵を円を描くようにまわす
鉄鍋は真ん中の部分が火が弱いので、ゆっくり回してあげることで、鉄鍋の温度のムラを少なくする。
(3)卵を流し込んだら温度が下がるので、その温度が上がるまで我慢する。およそ10秒待ってから卵をかき混ぜ始める
(4)卵がほどよく固まってきたところでひっくり返せば、出来上がり
きくらげの卵とじのつくりかた
(1)鉄鍋をまわしながら、中火でしっかり予熱する
(2)卵を流し込んだら10秒そのまま我慢する
(3)ゆっくりかきまぜ、炒り卵ができたら、鍋から取り出す
卵は卵、肉は肉、そして、野菜を炒めたあとに合わせる。
(4)きくらげと野菜を炒めたら、別に炒めておいた肉と卵を加えて軽く混ぜあわせると完成
鉄鍋の洗い方
きくらげの卵とじを作ったあとに、その鉄鍋の洗い方が紹介された。
調理後するにお湯で洗う
ポイントの一つめは、調理が終わったらすぐにお湯で洗う。
時間がたつほど、汚れがこびりついてしまう。
洗剤は不要。食べる前に、これだけはやる。
水分を拭き取る
錆びをふせぐために、洗い終わったらできるだけ早く水分を拭き取る。
油で被膜つくり
片づけるときに、もうひと手間。
油を塗ったほうが、油がしみて、なじんで使いやすくなる。
そのやりかたは
(1)木綿の布に食用油を小さじ1ほどしみこませる
(2)鉄鍋をさっと拭いて、全体につやを出す
うっすらと塗れば良く、触ったときにべとべとするのは、塗りすぎ。火にかける必要はない。
(3)できれば鉄鍋の裏にも、軽く塗る
卵とじがきれいに出来ていたので、久しぶりにちょっと真似してやってみようかな。
コメント