5月後半からお盆まで非常によく売れるという玄米。
一方で、パサパサだったり、ニオイがきつかったりと敬遠される玄米。
6月25日の「ヒルナンデス!」で、玄米をおいしく炊く方法が紹介された。
夏にかけて玄米のシーズン
玄米は白米に比べ、お肌の健康維持に役立つビタミンB1が豊富。
さらに、食物繊維は白米の6倍近く。
薄着の季節になる5月後半から、女性は美容やダイエットのために、男性は健康診断にひっかかって食生活の見直しのために玄米がよく売れるという。
そもそも玄米とは?
稲刈りをしたばかりの米は、もみ殻に包まれた状態。
このもみ殻をはぎ取ったものが玄米。
その玄米は、ぬかに覆われている状態。
精米という作業で、ぬかをはぎ取ったものが白米。
ぬかに覆われた玄米は、白米よりも劣化するのが遅いので、多くのお米屋さんでは注文があるまで玄米の状態で保存している。
玄米と白米はいっしょに炊いてはいけない
玄米と白米を一緒に炊くことはダメ。
炊飯器には白米モードと玄米モードがあるが、白米モードで玄米は炊けない。
白米と玄米では、給水時間や火の入れ方が異なるため、一緒に炊いてしまうと白米だけが炊きあがり、玄米は半煮えの状態。
これが、玄米をかたく感じる原因。
玄米をふっくらモチモチに
玄米は、正しい研ぎ方をすると、特有のニオイも気にならず、ふっくらモチモチに炊きあがる。
その重要なカギを握るのは、研ぎ方。
玄米を白米と同じように研ぐと、研げていない状態にしかならない。
(1)最初にミネラルウォーター(または浄水器の水)で軽くすすぐ
玄米に限らず、乾燥している米は水分をどんどん吸収するので、最初はミネラルウォーターですすぐ。
(2)玄米をザルにあげて、擦りつけるように研ぎ、さっとすすぐ
(3)もう一度、同じように研いではすすぐを繰り返す
玄米はザルに擦りつけるようにして研ぐことで、参加したぬかが剥ぎ取られ、おいしい部分だけが残る。
研いだあとすすいだときに出る白い濁りがニオイの原因になるので、濁りがでなくなるまで2~3回繰り返す。
炊飯器の玄米モードで炊く
お米を研いだら、吸水時間を摂る必要なし。
そのまま炊飯器の玄米モードで炊く。
炊飯器の玄米モードには、あらかじめ吸水時間も設けられている。
炊く前に吸水させる必要はなく、そのまま炊飯器にいれてまかせっきりにする。
ただし、白米と玄米では水の量が異なるので注意。
正しいほぐしかた
炊きあがったら、しゃもじでほぐす。
ほぐしかたにもコツがある。
正しいほぐしかたは
(1)しゃもじを引くように入れて、十字に4分割する
押しようにじゃもじを動かすと、ご飯をつぶしてしまうので、食感が悪くなる。
(2)分割した部分をしゃもじでひっくり返し、ひっくり返した部分がのったら、そののった部分をほぐす
(3)4分割した残りも、同じようにひっくりかえしてのせたら、ほぐす
これだけで、ご飯が立ち、ふっくらと仕上がる
白米と混ぜたい場合は?
玄米と白米を混ぜて炊きたい場合は、玄米だけを研いで2時間吸水し、白米とまぜたら、炊飯器の白米モードで炊く。
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