8月10日の日本テレビ系「得する人損する人」で、大根おろしの辛くないすりおろしかたが紹介された。
覚えておけば、より辛いおろし方とよりマイルドなおろし方を使い分けることもできるし、栄養成分を考えると辛いほうがいいのかと納得して食べるということも可能になりそう。
細胞を壊さないよう縦にすりおろす
辛くない大根おろしのおろし方は、言われてみればなんだというおろし方。
大根を縦におろすこと。
番組で紹介された具体的なおろしかたは
(1)大根を縦に4等分する
(2)切り口の角の尖った部分を下にして、優しく縦にすりおろす
スタジオでは「(辛味が)鼻にぬけてこない」「後味のピリッていうのがない」との感想が聞かれた。
素材の味を楽しみたい、てんぷらや卵焼きにぴったりという。
なぜ辛くないのか?
そもそも大根おろしが辛くなるのは、大根をおろすときに細胞が壊れて、イソチオシアネートという辛み成分が発生するから。
大根の細胞は縦方向にならんでいるので、大根を縦にカットして縦方向にやさしくおろせば、細胞がこわれにくく辛味があまり出なくなる。
縦方向におろしたものは、横方向におろしたものに比べて辛み成分の強度が3分の2になるという。
辛いほうの大根おろしは、脂っぽい料理やそばにぴったりという。
気がついたら、番組名から「あのニュースで」が抜けていた。
あのニュースって何だろうと思いながら見ることも多かったが、この大根おろしに限れば、好みで辛いほうもあまり辛くないほうも選べるので「得する人得する人」って感じも。
イソチオシアネートは、水溶性で、葉よりも根に近いほうに大量に含まれている。
血液をサラサラにしたり、免疫細胞の数を増やすらしい。
大根おろしはすりおろすことそのものが面倒でスロージューサーに頼っていたが、健康診断で血圧や悪玉コレステロールがひっかかったので、これからは従来通りの方法でより辛くおろすようにして食べるようにしよう。
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